沖縄で外壁塗装DIYは費用抑えられる？専門業者施工とどちらが良いのか？2025.11.14

こんにちは！三和ペイント沖縄のマーケティング担当のマエザトです！

外壁塗装を検討する際、「自分でDIYすれば費用を抑えられるのでは？」と考える方も少なくありません。しかし、特に沖縄では本州とは異なる特殊な環境と建築特性があり、DIYには大きなリスクが伴います。

沖縄における外壁塗装のDIYと専門業者への依頼を徹底比較し、それぞれのメリット・デメリットから選択のポイントを紹介していきます。

＜今回の記事を書いた人＞
マエザト：マーケティング課/外壁アドバイザー
大体の記事を書いてる人。
ホームページや広告関連を主に担当。

目次

• 沖縄の外壁塗装環境を見てみる
• DIY外壁塗装のメリット・デメリット
• 専門業者塗装のメリット・デメリット
• DIYを検討してもいい人とは
• おわりに

　

　

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沖縄の外壁塗装環境を見てみる

これまでの記事でも何度もお話しましたが、沖縄で外壁塗装を考える際本州とはことなった自然環境・建物環境となっています。

改めてそれらについておさらいしていきましょう。

1. 紫外線量が本州の約1.5倍

沖縄の強烈な紫外線は塗膜を急速に劣化させます。適切な塗料選定と施工技術がなければ、数年で塗装が剥がれることも珍しくありません。

2. 年間7～8個の台風が接近

強風と豪雨による物理的ダメージは想像以上です。塗装の密着性が不十分だと、台風一つで塗膜が剥がれてしまいます。

3. 海に囲まれた環境による深刻な塩害

塩分を含んだ潮風は建物を容赦なく侵食します。特に海岸近くでは、塩害対策を施さない塗装は致命的です。

4. 年間を通じて高温多湿

平均気温23℃、湿度80%以上という環境では、塗料の乾燥時間や施工タイミングの見極めが極めて重要になります。

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DIY外壁塗装のメリット・デメリット

まずは、DIYのメリットを正直にお伝えします。

1. 費用を抑えられる可能性がある

人件費がかからないため、材料費のみで済むのが最大のメリットです。

DIY費用の目安（30坪の住宅）

• 塗料代：10～20万円
• 足場レンタル（必須）：15～20万円
• 道具・養生材料：5～10万円
• 合計：30～50万円程度

2. 自分のペースで作業できる

週末や休日を利用して、自分のスケジュールに合わせて作業を進められます。

3. DIYの達成感

費用以上にDIYで自分の手でやってみたいという興味・好奇心、この経験が皆さん求めている物だったりします。

しかし、DIY外壁塗装には、もちろんデメリットやリスクが存在します。

1. 転落事故のリスクが極めて高い

外壁塗装は高所作業です。
厚生労働省の統計によると、建設業における転落事故は年間数千件発生しており、そのうち死亡事故も含まれます。
普段不慣れな作業の際にはその危険の発生率も高まりやすくなります。

沖縄特有のリスクも転落につながる要因

• 強い日差しによる熱中症リスク
• 突然のスコールによる足場の滑りやすさ
• 強風による不安定な作業環境
• RC造の高い建物での作業（沖縄の住宅は本州より天井が高い傾向）

2. 下地処理の失敗による早期劣化

これは弊社も当然、他社であっても一番こだわる所ですが、塗装工事の品質のほとんどは下地処理で決まると言われています。

RC構造特有の難しさ/よく起きる問題

• コンクリートのクラック（ひび割れ）補修
• エフロレッセンス（白華現象）の処理
• コンクリート表面の油分除去

これらはすべて専門知識がなければ適切に判断・処理できません。
沖縄のRC造住宅では、これらの下地処理を誤ると高価な塗料を使っても数年で剥がれてしまいます。

3. 塗装ムラや仕上がりの品質問題

沖縄の住宅は本州より面積が大きいため、広い面を均一に塗るのは非常に困難です。
また、RC造住宅がほとんどですが、木造住宅に比べて自由度の高い設計になっており、塗装の難しいポイントなどが多くできやすくなります。

• 軒天井の複雑な入り組み
• バルコニーの手すりや装飾
• 外階段の裏側
• 凹凸の多い外壁デザイン

4. 失敗した場合の追加費用発生の可能性

DIYで失敗した場合、結局専門業者に依頼することになりますが、その際塗装した部分を適切に剥離させるなど費用は通常より高くなる可能性があります。

また、ここでいう失敗に関しては、自宅のみではなく、塗料の飛散などによる近隣住民への被害やトラブルの発生・対応なども含めて考える必要があります。

5. 膨大な作業時間

塗装を行う場合、最短で行ったとして以下の時間が必要です。

• 足場の設置：2～3日
• 高圧洗浄：1～2日
• 下地処理：3～5日
• 養生：1～2日
• 下塗り：2～3日
• 中塗り：2～3日
• 上塗り：2～3日
• 養生撤去・清掃：1日
• 足場の撤去：1日

晴天が続いて問題なく塗装が進んだとしての日数ですが、これを休日の1～2日を全て作業に充ててと考えると実際はもっと時間工数はかかることが想定されます。

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専門業者塗装のメリット・デメリット

DIY塗装でのメリット・デメリットを紹介してきましたが、今度は専門業者塗装のメリット・デメリットを紹介していきます。

まずはメリットについてご紹介いたします。

1. 安全性の確保

プロの職人は安全教育を受け、適切な安全装備を使用します。万が一の事故にも保険で対応できます。

2. 高品質な仕上がり

RC構造の専門知識

沖縄のRC造住宅に精通した職人は、コンクリート特有の問題に対処できます。

• クラックの種類を見極め、適切な補修方法を選択
• コンクリートの含水率を測定し、最適な施工タイミングを判断
• RC用の適切な塗料と下地処理材を選定

広大な面積での均一な仕上がり

プロの職人は、大面積でも色ムラのない美しい仕上がりを実現します。
ローラーやスプレーの使い分け、塗り重ねのタイミング、気温や湿度に応じた調整など、長年の経験に基づいた技術があります。

複雑形状への対応

自由度の高い沖縄の建物形状も、熟練職人なら問題ありません。

• 入り組んだ部分は筆やハケで丁寧に塗装
• 凹凸部分は専用工具で対応
• 高低差のある部分も足場を適切に組んで作業

3. 沖縄の環境に最適な塗料選定

専門業者は沖縄の過酷な環境を熟知しています。

• 紫外線に強いフッ素系・無機系塗料の提案
• 塩害に強い特殊塗料の選定
• 防カビ・防藻性能の高い塗料の使用
• 遮熱・断熱効果のある塗料で冷房費削減

4. 施工期間の短さ

プロの職人チームなら最短で二週間程度で施工完了します。
もちろん雨天や台風の場合は延期しますがDIY塗装に比べて圧倒的に短期間です。

5. アフターフォローと保証

アフターフォローと保証に関しては施工会社によって違いはありますが、三和ペイント沖縄では、施工後1年点検をはじめ、塗料グレードによって保証期間を設定して対応しております。

それでは次に専門業者に依頼するデメリットも見ていきましょう。

1. 初期費用が高い

やはりDIYで施工するのと違い、塗料価格、人件費含めて施工費用は高くなってしまいます。

特に沖縄で費用が高くなりやすい理由

• 面積の大きさ：本州より建物面積が大きいため、必要な塗料の量が増えます
• 工数の増加：塗装面積が広いほど、職人の作業時間も増加します
• 複雑な形状：自由度の高い建物形状は、手間がかかり工数が増えます
• RC構造の専門性：コンクリート特有の下地処理には、特殊な材料と技術が必要です
• 環境対応：屋上防水や遮熱塗装含めて環境対応の塗料などを選択するなど価格が高くなりやすいです

ただしこれは「高い」というよりも、必要な対応を行った適正な形です。
沖縄の住宅環境と建築特性を考えた塗装を行うと費用は本州よりも高くなりやすいです。

2. 業者選びに時間がかかる

信頼できる業者を見つけるには、複数社から見積もりを取り、比較検討する必要があります。

3. 工事中の生活への影響

足場の設置や高圧洗浄の音、塗料の臭いなど、一定期間の生活への影響は避けられません。
これに関してはDIYであっても共通のデメリットではあります。

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DIYを検討してもいい人とは

こんな人はDIYを検討してもいい

RC住宅の外壁塗装はDIYでも危険性や難易度が高い為、正直にいうとおすすめできる人というのはそういった業種の知見が深い・経験者の方ぐらいになってしまいます。

✅ 建築や塗装の専門知識がある ✅ RC構造の建物に関する知識がある ✅ 高所作業の安全管理ができる ✅ 最低でも1～2ヶ月の時間的余裕がある ✅ 失敗しても再施工費用を負担できる経済的余裕がある ✅ 沖縄の気候と環境に合った塗料を選定できる知識がある ✅ 比較的小規模で単純な形状の建物である

専門業者を選ぶべき人

以下に該当する方は、迷わず専門業者への依頼をお勧めします。

✅ 高品質な仕上がりを求める方 ✅ 安全性を重視する方 ✅ RC構造の住宅にお住まいの方 ✅ 面積の大きい建物や複雑な形状の住宅の方 ✅ 長期的な保証とアフターフォローを求める方 ✅ 忙しくて時間が取れない方 ✅ 失敗のリスクを避けたい方 ✅ 沖縄の環境に最適な塗装を求める方

おわりに

今回は、DIYによる外壁塗装と専門業者塗装のメリット・デメリットについて紹介してきました。

分かりやすく塗装の施工費用だけを比較すると、やはりDIYの方が圧倒的にコストパフォーマンスは言えるといえます。

ただし、施工の品質、安全性、近隣へのトラブル配慮、施工不備後の再対応など、何かあった際の対応や長期的な品質を含めてトータルのコストパフォーマンスを考えると専門業者へ依頼する方がいいかとは思います。

それではまた次の記事でお会いしましょう！！

　

　

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